中学受験は何のためにするのか①
中学受験は何のためにするのか
これは各ご家庭で、いろいろな考え方があると思います。
「あの学校の理念に惚れた」
「少しでも進学実績のいい学校に入れたい」
「大学付属に入れて大学受験をしなくてもいいようにしたい」
もっとネガティブなものだと、
「学区の公立に行かせたくない」
などなど、今まで聞いたことがあるものだけでも挙げればきりがありません。
これらの目的を達すれば、おそらくお子さんも保護者の方もそれなりに満足のいくその後を過ごしていけることと思います。
しかし、実際はそれに当てはまらない子供たちもたくさんいます。偏差値で話をするのは好きではありませんが、例としてはわかりやすいので、6年生の6月現在で偏差値が40台で受験勉強をしている子がいたとします。というより、実際にかなりたくさんそういった子がいます。(偏差値の性質上、約半数は偏差値50以下となります。)
私から見ても、今から偏差値60を超える学校を目指すのは不可能ではないが、相当厳しいと思います。
中学受験をしなければ、学校の後は友達と思う存分遊べて、好きなことをいくらでもできます。しかも、私の経験上このレベルのほとんどの子は自分からというよりは、親から言われて勉強をしています。
この子たちは中学受験をする意味があるのでしょうか。
答えはYESです。
おわかりそうでしょうが、意味がなければこんな記事は書きませんよね。
では、どのような意味があるのか。
私が考える中学受験の最大の目的は、
努力をした後の成功体験
これに尽きると思います。はっきり言って、合格する学校はどこでもいいんです。
とにかく、努力をして(最悪「させられて」でも可)、自分の中でよりよい学校に合格する。
第一志望がだめなら、第二志望。それがだめなら第三志望。偏差値は40台だろうが30台だろうが構いません。
とにかく受験勉強を頑張って、試験で力を出した結果、合格できた。この経験がその後に生きるのです。
受験勉強をやらされている子も、今はわからないだけで、いつか気づく日がきます。
「あのとき一番勉強したなぁ。」「あんなに頑張ったときってないなぁ。」
「子供にも受験させよう。」と将来考えるようになります。
ですから、成功体験を積ませるための受験校選びはしっかりおこなってもらいたいと思います。
結局受験料を払うのは保護者です。どこを受けさせるかは細心の注意を払って頂きたいところです。
学校選びに関しては、また別の記事で書きたいと思います。
ですので、